楽しい人生だったと思える最期を目指して

彼女は人生の最期の瞬間についても、独自の視点を持っています。

「病気に伏せて1人病室から外を眺めるような老後であっても、何かしら楽しいこと、ワクワクすることを見つけ続けたいです。長い眠りにつく瞬間に、ただ『楽しい人生だった』と思えるように生きていきたいと思っています」

これは「死」をタブー視せず、むしろ自分の最期の瞬間から逆算して“今をどう生きるか”を考える重要な姿勢と言えるでしょう。多くの人が避けがちな「死」の事実と向き合うことで、逆に今の生き方がより明確になる。そんな逆説的な思考が、彼女の考え方には含まれているのかもしれません。

りんさんの考え方は、年齢に関係なく、私たち一人ひとりに「幸せとは何か」「どう生きるべきか」という根源的な問いを投げかけています。若い彼女の思いは、私たちが自分自身の人生と向き合うための貴重なヒントとなるのではないでしょうか。