<前編のあらすじ>
アメリカ生まれのメアリーさん(仮名)は、5歳のとき父親の仕事の都合で日本の地方都市へ移り住みました。最初は戸惑うこともありましたが、次第に日本の生活に慣れ、日本語中心の暮らしになっていきます。
大人になってからは日本人男性と結婚し、子どもにも恵まれました。それでも心のどこかに、アメリカへの思いは残っていたといいます。
子育てが一段落し、離婚を経て自由な時間を手にしたメアリーさん。息子の後押しを受け、英語の勉強を再開します。そして、国際結婚を考え、結婚相談所に入会しました。
●前編:「人生は短いから」息子のひと言に背中を押され、50代女性が決意した"国際結婚"への挑戦
お相手探しに苦戦した理由
入会後、メアリーさんはまずアメリカ人男性とのオンラインお見合いに挑戦しました。
しかし、初回はZoomの接続トラブルで大きく時間を取られ、彼を長く待たせてしまう結果に。やっとつながったと思えば、相手は終始不機嫌で会話も盛り上がらず、残念な結果に終わりました。
次のお見合いではしっかり準備を整えて臨みました。相手とはすぐに意気投合し、「結婚したい」と言われるほど好感触。メアリーさんはとても喜びましたが、その後、男性とは連絡が途切れてしまいました。外国人男性は褒め上手です。言葉を真に受けて、その気になると後で落ち込むこともあります。
中にはメアリーさんの英語力を否定的に指摘する人もいました。
「言葉が通じないのは、心が通じないことだ。結婚は考えられない」
そうはっきり言われ、傷ついたこともあったそうです。
日本在住の外国人男性との対面お見合いもありました。しかし大雨の影響で新幹線が遅れ、約束の時間に遅刻してしまいました。待たされたお相手は不機嫌だったそうです。メアリーさんがトイレのために席を立ち、戻ってきたら彼はいませんでした。
大至急彼に問い合わせると、「待ちくたびれたこと」と「次の用事があるため失礼した」との返答がありました。また、トイレからなかなか戻ってこなかったので帰った、ということでした。
その日は大雨で、新幹線に乗る頃にはメアリーさんの髪のセットもすっかり乱れてしまっていました。車内で必死に整え直したものの、「写真と違うと思われたのかもしれない」と、半べそをかいていたそうです。
