妊娠・出産で退職を考えずに済む世の中になってほしい

関東地方で保育士として働くまめちゃんさんは、保護者たちと接する中で、育児中の人の働きにくさを実感する出来事があったそうです。子どもの都合で休みが増えてしまいがちな労働者に対して、社会や企業ができるサポートにはどんなものあるのでしょうか? まめちゃんさんなりのアイデアを教えてもらいました。

<まめちゃんさんプロフィール>

女性、40代、関東地方在住
 

<投稿エピソード>

「保育士をしています。保育園の保護者たちはよく、『小さい子どもを抱えた状態で、転職などをするのは非常に困難だ』という話をしています。

確かに、子育て中の人はイレギュラーな休みをとることが多く、職場的には不便な人材かもしれません。でも、広く社会全体で見たら、子どもが減ることは誰の利益にもなりません。だから、子育て中の人を雇用する事業主に特定の給付金を出すようなシステムがあったらいいのに、と思います。

障がい者の雇用を促進するための助成金のようなものと同じで、子育て中の人を雇用する企業にも助成金を出し、特に大きな企業には『社員の◯%は子育て中の人であること』というように打ち出してもいいかもしれません。

企業は子育て中の人材を率先して雇用する。社員は妊娠・出産する際に退職を考えなくて済む。そんな社会が広がるといいなと思っています」

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以上、育児と仕事の両立に課題意識を持つ2人の投稿者のエピソードをお届けしました。このような課題は、必ずしも個人や夫婦だけで解決できるものではありません。社会全体で現状を認識することから始め、改善に向けて取り組むことが強く望まれています。

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※ご紹介している「」内のエピソードは原文に準拠しています