一人暮らしの田中さん(仮名、60代)は元公務員で、定年退職後、終活と向き合いながら自分らしい毎日を過ごしています。前編では持ち物の整理やエンディングノートの記入など、具体的な終活への取り組みをご紹介しました。後編となる本稿では、彼が日々の生活をどのように彩り充実させているかに焦点を当てます。
<投稿者プロフィール>
・男性
・60代
・近畿地方在住
・元公務員
●前編:60代・元公務員男性の終活「亡くなった後に世の中のためになりたい」社会貢献のために申し込んだ驚きの手続き【読者体験談】
自立して生活できなくなったら…
現在、自立した生活を送る田中さんですが、将来への備えも怠りません。
「一人暮らしで頑張れる時まで頑張るつもりですが、ひとさまに迷惑をかけそうになったらその時はすぐに老人施設に入ると決めています」
とはいえ、施設入所がすぐに実現するとは限らないことも現実的に考慮しているとのこと。
「そんなに簡単には入所できないでしょうが、デイサービスやホームヘルパーの援助を得ながら、何とか入所できるまで順番を待ちます」
このように田中さんは自立して生活できなくなった場合の対策も視野に入れながら、今を精いっぱい楽しむことを心がけています。