すべての土台となる「健康」への気づき
経済面でも孤独の問題でも、結局は「健康」が土台になるのではないでしょうか。
病気になれば医療費がかかり、介護が必要になれば負担も増えます。自分の足で歩けるか、自分の意思で行動できるかは、老後の充実度を大きく左右します。
そのことに気付いてから、最近はウォーキングを習慣にして食事にも気を遣うようになりました。睡眠の質も大事なので、規則正しい生活を心がけています。簡単な筋トレも始め、将来的に寝たきりにならないよう、できる限りの予防策を講じています。
将来について考え始めると不安は尽きませんが、ただ悲観していても何も変わりません。大切なのはできることから一つずつ準備を進めていくことです。
老後は暗いことばかりではなく、準備さえしておけば自由に好きなことができる時間でもあります。旅行を楽しんでもいいですし、新しいことに挑戦してもいい。今から少しずつ、自分なりの楽しい老後を描いていきたいです。
中村さんの体験談からは、課題に一つずつ向き合う過程が、おひとりさまで迎える老後の不安を軽減してくれることが分かりました。経済的な準備だけでなく、人とのつながりや健康管理といったお金では買えない資産を築いていく姿勢は、多くの方にとって参考になるはずです。