前編では、東北地方在住の会社員・中村恵子さん(仮名、47歳)が年金額の少なさやお母さまの介護問題に直面し、老後への不安を抱えている様子をお伝えしました。後編では、これらの問題と向き合った中村さんが見つけた希望と、現在取り組んでいる具体的な対策について聞きました。
●前編:「これだけで本当に生活できるの?」ねんきん定期便を見て驚愕…47歳独身女性が直面した厳しい現実
孤独への不安から始めた「老後の仲間づくり」
母がいなくなった後、私は完全に一人になります。友人はいますが、みなそれぞれ家庭を持って忙しくしていますし、頼れる家族もいません。そのときの孤独を想像すると、不安で胸が締め付けられるような思いです。
そこで最近は、今のうちに「老後の仲間」をつくっておくことが大切だと思うようになりました。趣味のサークルに参加したり、地域の活動に関わったりして、孤立しないように努めています。
先日も地域のボランティアに参加し、新しい知り合いができました。こうした小さなつながりが、将来の心の支えになってくれるのかもしれません。