リスクとリターンは対になっている

また、いきなり事業に大きく投資せず、まずは数百万円程度から、自分が生活できる程度に小さく始めて利益を得て、個人のお金は運用しながら残しておくということもできます。

仮にコロナ禍のようなことが起きても、規模が小さければ利益も小さいですが損失も小さく抑えることができます。

金融商品への投資と同様に、事業もリスクとリターンは対になっているものです。今後の人生設計や自分がどうなりたいのか、それに合わせて計画を考えていきましょう。

人間関係が壊れてしまうリスクも

今回の事例は、仲間と始めた事業が裏切りによって崩壊し、最終的には生活の拠点まで失った高橋さんの事例をお伝えしました。

「信頼していた仲間に裏切られた」という言葉で片付けることもできますが、実際には「信頼に甘えて、経営責任を放棄していた」ことの方が問題と言えます。

「仲間と始めるビジネス」はとても身近なものですが、関係性が近いからこそ、曖昧なまま始めてしまうことで人間関係が壊れてしまうこともあります。

お金の計画も事業も、勢いで決めることなく自分の許容できるリスクに合わせて考えていくことが大事です。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。