「もっとおしゃれで高級なお店がいい」
彩さんはこれまで男性と交際経験がありません。お見合いの話は何度もあったそうですが、彼女の理想に合わない相手ばかりだったからです。彩さんは妥協をしないので、なかなかお相手に恵まれません。
結婚相手の条件はなかなかのハードルの高さでした。彼女が掲げた結婚相手の条件は以下の通り。
・身長170cm以上
・大卒で年収1000万円以上
・東京都在住
・年齢は59歳まで
年齢の条件は比較的緩めですが、それ以外のハードルは相当高め。特に、その年代の男性は「人生を共に歩める成熟した女性」を求めるもの。しかし彩さんは東京在住50年にもかかわらず、「渋谷に行ったことがない」「知らない場所でのお見合いは嫌」と言い、待ち合わせ場所が分からないと相談所に電話をかけてくるほど。
「スマホの地図アプリを使えば?」と言われても、「そんなの使いたくない!」と突っぱねます。結局、相談所がナビをすることも1度や2度ではありません。しかも、ナビをしてもお店がなかなか見つからないと、「もう帰る!」と怒ってしまいます。
やっとたどり着いたお見合いの場でも、相手が選んだお店が庶民的だと不満げな表情を浮かべます。
「もっとおしゃれで高級なお店がいい」
せっかく相手が選んだお店でも、必ずケチをつけてしまう彩さん。その自由奔放な振る舞いに、男性たちは困惑しつつも、50歳には見えない美貌に惹かれて付き合う人もいました。
しかし、次第に問題が表面化していきます。
●彩さんの婚活は成功するのでしょうか? 後編【「中身がね」と断られてもどこ吹く風…50歳お嬢様が求める「尽くされる愛」】で詳説します。
※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。