人生100年時代。50歳といえば、人生の折り返し地点です。この時期まで独身でいると結婚を諦める人は多いですが、「まだまだこれから!」と意気込む人もいます。しかし、年齢を重ねるにつれ、それ相応の常識や振る舞いが求められるようになります。

今回は、世間知らずなまま50歳を迎えた女性の婚活についてご紹介します。

お嬢さんのまま大人になった50歳

佐藤彩さん(仮名)は50歳。でも見た目は40代前半にしか見えません。若く見える方は多いのですが、佐藤さんほど「とても若く見える方」は珍しいです。しかも驚くほどの美貌の持ち主。まさに「奇跡の50歳」と言えるでしょう。

彩さんは、美しさを保つために美容やおしゃれには余念がありません。しかし、それ以外のことにはまったく関心がなく、いつまでも「お嬢様気分」が抜けません。

彼女は幼い頃に父を亡くし、現在は75歳の母と二人暮らし。家事はすべて母が担い、彩さんは短大卒業後に就職したものの、腰や足の痛みを理由に休みがちになり、今は無職。家計を支えているのは、掃除の仕事を続けている高齢の母です。

そんな母の願いは、娘が結婚して安定した生活を送ること。彩さん自身も納得し、結婚相談所に入会しました。