バリキャリ女性は養われるより養う意識を持つのも手

一方で今回の女性は、つくづくバリキャリとしては立派な女性でしたね。

国税庁の令和4年「民間給与実態統計調査」によると、女性で年収700万円を超えているのは4.8%という結果です。もし彼女が同年代を受け入れられていれば、彼女のいうところの“釣り合う”男性と結婚できたかもしれません。

また年下に支えられたいではなく、年下男性を養うくらいの姿勢なら、それなりに可能性があったのではとも思います。今や専業主夫も珍しくありませんし、それを望む若い男性も今後増えるかもしれません。仕事に疲れた時ではなく、元気な時に結婚を考えられていれば……とも思ってしまいます。

ただ、ムリに結婚を望まなかったのは、ある意味で正しい判断です。バリキャリだからこそ選べた選択ではありますが、それも含めて立派といえます。ムリに同年代を受け入れても、最初から相手を「おじさん」と見下している以上、まず結婚はできなかったでしょうから……。

そして、最終的に美容代を資産運用に回すようになったのも賢明な判断といえます。結婚しない以上、自力で少しでも多くの老後資金準備が必要になるためです。結婚は、望んだ時に望めばできるものではありません。女性も日頃から準備を重ねていきましょう。