厚生年金に加入すると負担が増える?

奈津子さんのパート先は70歳になるまで勤務できることになっています。ただ、奈津子さんはパート先から、少し勤務時間を増やし、社会保険(健康保険・厚生年金保険)にも加入することを打診されていました。

「確かに月収は15万円に増えるけど……、扶養に入っていれば保険料はかからないのに、社会保険に加入すると健康保険料(+介護保険料)、厚生年金保険料がかかっちゃうし、負担が増えそう……」と奈津子さんは懸念しました。

厚生年金に加入すると将来の年金が2階建てになり、受給額が増えることは奈津子さんも聞いていました。ただ、「老齢基礎年金って20歳から60歳まで40年間入っていれば満額もらえるんだよね。だったら扶養・3号被保険者のままでも満額のはずだし、厚生年金に入ることで変わるのは老齢厚生年金分だけで、しかも大して増えないんじゃないのかな……」「保険料は払うのに、年金があまり増えないようだと加入する意味ってあるのかな……」と思っていました。

とはいえ、奈津子さんには年金制度の細かいところまではよく分かりません。「ねんきん定期便」を見ても埒が明かないので、厚生年金に加入するとどうなるのか年金事務所で聞いてみることにしました。

●厚生年金に加入した場合もらえる金額に奈津子さんはビックリ……。後編【「扶養に入っているより断然安心」57歳月収15万円のパート女性も実感した「簡単にできる年金大幅アップ術」】では、厚生年金に加入することで受け取れる意外なメリットについて詳しく解説します。

※本記事に登場する人物の名前はすべて仮名です。

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