<前編のあらすじ>

関西の某県に住む赤坂晃一(仮名、48歳)は、妻・理子(37歳)と長男・長男・晃太郎(12歳)の3人暮らし。大阪で不動産会社を経営していたが、経営権を売却し、いまは閑静な地方都市に移住して投資家として暮らしている。

叩き上げでのし上がったという意識が強い晃一は、子どもにエリート教育を施すよりも、いろんな経験をさせたいと思っていた。そのため、長男・晃太郎にはあえて中学受験をさせず、公立中学に進学させたのだった。

ただ、入学式の日に、晃一自身が教師から少し失礼な物言いをされたこともあって、偏った教育を受けるのではと不安に感じ始めていた。

その後、不安を裏付けるような事件が起こってしまう……。

●前編:【「親が汚いなら、子供もさぞ汚いだろうな」関西在住48歳投資家が子どもの入学式で投げつけられた「教師のモラハラ暴言」】

「暴言を吐いた教師」が担任に…

変な教師がいても、まさか担任になることはないだろう――。

晃一はそう高を括っていた。

だが、その予想に反して、晃太郎のクラスは、晃一に暴言を吐いた教師が担任だった。

それは松野忠和という男性教師で、58歳になるという。教師歴約40年近いベテランで、教科は国語を受け持つという話だった。

不動産会社を起業して成功し、いまは投資家として暮らす晃一は、長男・晃太郎に対して、幼い頃からいろいろな教育を施してきた。英語を教えたり、お金や投資についても実地に教えてきたつもりだ。

それもあって、晃太郎は自分の意見をはっきり言う、自立心旺盛な子どもに育っていると思っている。だから余計、厳しいタイプの教師とは合わないかもしれないと心配していた。

「生意気な子供だと思われて、変に目をつけられたりとか、妙なことを教えられたりしたら困るな‥…」

不安に思いながらも、特に何事もなく3か月が経過した。