<前編のあらすじ>
47歳の八木幹太さん(仮名)は、中学時代の凄惨ないじめをきっかけに30年間ひきこもり続けています。かつて厳格だった父は息子の苦しみに理解を示さず、「放っておけ」と突き放したまま他界。父亡き後、唯一の同居人である81歳の母に対し、幹太さんは積年の恨みを爆発させるようになりました。
幹太さんは「俺の人生がめちゃくちゃなのはお前のせいだ」と、母に執拗な謝罪を強要します。一言一句違わぬ復唱を求め、「謝罪儀式」は数時間に及ぶことも。息子の底なしの怒りに、老いた母親は心身ともに限界を迎えていました。
●前編:【30年ひきこもりの47歳長男が81歳母に繰り返す“謝罪強要”の地獄「お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃだ」】
月7万6000円の光—生活を救う「障害年金」という選択肢
幹太さんは人間不信から長期間ひきこもるようになり、抑うつ症状が見られます。そのため就労して収入を得ることは難しい状態にあります。
もし幹太さんが障害年金を受給することができれば、家計は改善することでしょう。収入を得ることで、幹太さんの精神状態も多少は安定するかもしれません。
ただし、障害年金の請求を検討するためにはもう少し情報が必要になります。そこで筆者は母親からさらに聞き取りをすることにしました。
