<前編のあらすじ>

60歳になる頃の美雪さんは、会社員として働く夫の靖さん(62歳)の扶養に入っていました。

ただ年金の未納期間があるため、満額受給はできないことが分かっていました。

しかも年金の扶養に入れるのは60歳まで。これから年金をどうするか決める必要に迫られていました。

そんな中、美雪さんはインターネットで「60歳から国民年金に任意加入すれば年金を増やせる」ことを知りましたが……。

●前編:【「ネットで調べれば何でもわかる時代ね」ネットの情報をうのみにした60歳手前女性の「重大な勘違い」】

「あと4年分しか払えません」

今後の年金についての情報を整理していた美雪さんでしたが、そのちょうど60歳になった頃に、夫の靖さんが体を悪くして入院することになりました。すると、家庭内は慌ただしくなり、美雪さんは夫の看病に時間をとられてしまいます。そのため、「2年以内だったら遡って保険料を納付できる」と思っていた美雪さんは、国民年金の任意加入について後回しにします。

靖さんは入院や治療は長引いたものの、順調に回復し、職場に復帰できるほどになりました。やがて美雪さんの生活も落ち着きを取り戻します。

そして、美雪さんが61歳になった頃、ようやく任意加入の手続きのために、年金事務所の国民年金の窓口に行くことになったのでした。

美雪さんは「保険料の支払いは2年遡れるし、60歳から65歳まで合計5年分100万円の保険料も払えるはず」と考えています。

しかし、窓口では「65歳になるまでの4年分しか払えません」と言われてしまいました。