<前編のあらすじ>

都内1億8000万円のマンションを超長期フルローンで購入したパワーカップル。当初は「頭金を入れるくらいなら、その分を運用した方が資産は増える」「金利が大きく上がるまでにはまだ時間がかかるだろう」と考えていました。

しかし、想定より早く金利が動き、返済額は月37万円から月42万円へと膨らみます。気づけば運用資産はあるのに手元の現金が回らない「高年収の赤字家計」へと転落してしまいます。

●前編:世帯年収2600万円でも住宅ローン地獄…都内1.8億マンション購入のパワーカップルが陥った「頭金よりNISA」の落とし穴

家計を立て直すための2つの対策

元々は「借り換えをすれば楽になるのではないか」と相談に来られましたが、現在は各金融機関とも金利が上昇しており、借り換えによるメリットはほとんどないと言えるでしょう。

状況を整理した上で、お二人に提案したのは、まずは支出の削減です。世帯年収が高いとはいえ、ボーナス補填で毎月の赤字を補う家計は健全とは言えません。さらに、今後、金利上昇や教育費の上昇が予想されるため、月10〜15万円ほどの支出削減は必須です。

ご本人たちに確認したところ、家計の現状に自覚があるため6〜7万円は確実に減らせそうだと言います。しかし、それでは削減金額としては少し物足りません。そこで、返済額軽減型の繰上返済をすることも提案しました。