返済額をかつてと同水準まで戻せる計算に!
そもそも、フルローンで借りたのは運用を優先させたかったからです。そのため、運用資産は現在3,000万円あります。そこで、投資信託と預貯金を合わせて2,000万円を繰上返済することにしました。繰上返済には期間短縮型と返済額軽減型の2種類ありますが、一般的には利息軽減効果が大きい期間短縮型を選ぶ人が多いです。期間短縮型はローン期間を短くでき、利息軽減効果も大きい一方、返済額軽減型は毎月の返済額を減らす方法で、利息軽減効果は期間短縮型より小さくなります。
たとえば、このご夫婦の場合、同じ2,000万円を繰上返済しても、期間短縮型であれば約1,000万円の利息軽減効果があるのに対し、返済額軽減型では約500万円にとどまります。その差は500万円。投資で500万円の利益を出すことがいかに大変かを考えると、期間短縮型を選びたいところです。しかし、見直しできる生活費の削減は限定的で、今現在ローンの支払いが厳しい状況では、返済額軽減型を選ぶしかありません。2,000万円を繰上返済することによって、返済額は約37万円と購入当初と同水準の金額に戻りました。
また、今後の対策として60歳完済を目標に積立投資をすることを決めました。60歳時点の残高は約3,800万円です。これを賄うために年利4%で運用するとすれば、毎月8.5万円を積み立てると60歳時点でその金額に到達できる計算です。もし60歳到達までに金利が想定以上に上昇した場合は、その時点で積み上がっている運用資産を繰上返済に充てて残高を圧縮すれば、利息が増えることを一定程度防げます。
