<前編のあらすじ>
なつみは同じ会社で出会った慎吾と交際1年を経て婚約し、同棲をしていた。結婚式は来年春ごろを予定しており、式場探しや費用の準備を進めようとしていた。
しかし、慎吾はバイクが趣味で、ローンや保険、パーツ代など出費が多く、結婚式のための貯金も思うように進まない。なつみは慎吾の金遣いに加えて、結婚準備に対する反応にも不安を抱えていた。
そんな中、式場見学の日に慎吾がツーリングの予定を入れていたことが発覚する。慎吾は見学の日程変更を求めてきたが、なつみは結婚式の準備を軽く見られたと感じて激怒。式も貯金も自分ばかりが考えているように思えたなつみは、慎吾との将来にまで不安を抱くようになる。
●前編【【結婚準備より大事?】婚約者が選んだ“別の約束”に絶句…幸せな未来を疑う緊急事態】
1人きりの式場見学
喧嘩をしてからは、顔を合わせてもお互いに目を見ずに挨拶をするだけで、それ以上の会話はなかった。
そのまま日曜日を迎え、式場見学には結局なつみが1人で向かった。
もしかしたら急遽、予定を変更して慎吾も来てくれるのではないかと淡い希望を持っていたが、慎吾は早々に家を出て行ってしまった。
チャペルは写真で見たとおりのとてもキレイなところで、料理も美味しかった。
しかし、なつみの心はまったく弾まなかった。慎吾がいてくれたらいろいろと見積もりの相談などをしたかった。なつみは資料を受け取っただけで具体的な話は一切せずに式場を後にした。
