老齢基礎年金は40年の保険料納付で満額になります。一方、扶養に入っていたパート勤務の人があとから厚生年金に加入すると、2階建てで年金が増やせます。そして、40年を超えて基礎年金相当額を増やすことも可能となっています。
満額の老齢基礎年金も受け取れる見込みだが…
奈津子さんは57歳。短大を卒業してから結婚するまでは会社に勤め、結婚してから夫・俊明さん(62歳)の扶養に入っていました。20歳になってから短大卒業までは国民年金の保険料を納めた期間となり、結婚前の会社員期間中は厚生年金に加入していました。結婚後は現在に至るまで俊明さんの扶養に入り、国民年金の第3号被保険者となっています。パート勤務は60歳以降も続けるつもりですが、第3号被保険者にはその上限年齢の60歳になるまでなりそうでした。
奈津子さんが年金を受給できるのは65歳からです。国民年金の加入期間をすべて合わせると、20歳から60歳になるまでの40年間の加入・納付で、老齢基礎年金は満額(2025年度:1956年4月2日以降生まれの場合は83万1700円)になります。これに会社員時代の短期間だけ加入していた厚生年金を掛けた老齢厚生年金約2万円が加わり、合計85万円ほどの年金になりそうでした。
「短大生の時もしっかり保険料を払っていたし、基礎年金については満額になりそう」と思っていましたが、それ以外の支給額についてはよく分かっていませんでした。
