年金が受け取れるようになっても引き続き働くと年金がカットされると言われています。しかし、カットの対象となる年金やその具体的な条件についてはよく知られていません。引き続き働くことを予定している場合は年金を受給する前に確認しておきたいでしょう。
働いていると年金がカットされる
昭さん(64歳)は大学卒業後40年以上会社員を続け、まもなく65歳を迎えます。65歳から老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)を受給できると聞いて、いよいよ年金生活が始まることを実感していました。
「65歳以降もらえる年金は年間240万円になりそうだ。1カ月あたりだと20万円か」と見込んでいました。
ただ、今の会社では70歳まで、5年間勤務を延長することも可能なため、65歳以降も引き続き働くつもりです。
その場合気になるのは、年金を受けられるようになっても働き続けると、年金がカット(支給停止)されることでした。
「受け取れるはずの年金がカットされるのは嫌だな……。何十年も保険料を払ってきたのに……」と昭さんは思っていました。
昭さんの給与は、65歳以降も前と同じ毎月50万円で、賞与はなしとなりそうです。
「在職老齢年金制度」が適用されると聞いていた昭さんは、ある程度の給与があることから自身の年金がカットされると思っています。
