<前編のあらすじ>

高卒事務員の三好良子さん(38歳・仮名)は、長年同棲したバツイチの男性に「結婚はできない」と告げられ、入会金まで出してもらう形で結婚相談所に登録しました。

彼が結婚できない理由は前妻との間に生まれた娘への配慮。誠実ではあるけれど、結婚してくれない。そんな相手との別れを経て、良子さんは「自分を甘やかしてくれるお金持ち」との結婚を目指し、婚活をスタートさせます。

●前編:「僕を待っていてもだめだよ」誠実だけど結婚してくれない同棲相手が38歳女性へ提案した"まさかの申し出"

理想の相手を探して

良子さんの婚活は、順調とはいきませんでした。

前の彼は、結婚以外のことなら何でも聞き入れてくれる優しい人でした。良子さんの言うことをよく受け入れてくれる存在でした。しかし結婚相談所で出会う男性は、まったく知らない他人です。関係はゼロから築いていくしかありません。

良子さんには譲れない条件がありました。都会好きな彼女は、いくらお金持ちでも地方在住の男性には興味が持てません。「地方ではブランド品を身につけても、わかってくれる人がいないかもしれない」という思いもありました。

しかし都心のお金持ちに絞ると、候補者は限られてきます。現実に直面した良子さんは、少しずつ条件を緩め始めました。地方でも、自分を大切にしてくれて豪邸に住める、都心へのアクセスが良い、欲しいものを買ってくれる……そういった条件が揃えば検討できると考えるようになりました。それでも、自分の都合を優先した条件を並べていては、婚活はなかなか前に進みません。