70代の資産家とのお見合い

次に良子さんが思い至ったのは、高齢の資産家との結婚でした。結婚生活が長く続かなくても、財産を残してくれれば将来は安心できる、そんな計算もありました。

ほどなく、70代の資産家男性とのお見合いが実現しました。一代で会社を興し、大きな成功を収めた人物です。資産は申し分ありません。しかし彼は、ビジネスにも自分自身にも、そして相手にも厳しい人でした。良子さんが甘えてみせても、かわいらしく振る舞っても、まったく動じません。

お金はある。でも、甘やかしてくれない。良子さんにとって、それは結婚相手の条件を満たさないことを意味しました。この縁も、立ち消えになりました。

自分の都合ばかりでは、婚活はうまくいかない

結婚相談所のよいところは、一つの縁がまとまらなくても、次の候補者がいることです。良子さんにとっても、次がある、また次があるという状況が、気持ちの余裕につながっていたかもしれません。

しかし、相手のことを考えずに自分の希望だけを並べていては、どれだけ候補者がいてもうまくはいきません。周囲のアドバイスに耳を傾けなければ、結婚相談所としても手の打ちようがありません。

良子さんは今もお見合いを続けています。少しずつ現実を受け入れるようになり、私たちの意見にも耳を傾けてくれるようになりました。どうか良子さんが、本当の意味で自分を大切にしてくれる相手と出会えますよう、全力でサポートしている次第です。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。