女の子の言葉から始まった騒動

その篠田さんのところに、小学校低学年くらいの女の子が2人やって来ました。1人は「あんこ、お願いします」と引き換え券を差し出しました。

「はい、どうぞ」と篠田さんがあんこの餅を差し出すと、もう1人の方が「引き換え券、うちに置いてきちゃったんですけど、私もあんこ、もらえますか?」と私に話しかけてきました。

私が「お母さんは一緒じゃないの?」と尋ねると、篠田さんが横から「倉橋さんのうちの小春ちゃんだよね?」と声をかけたのです。

「ごめんね、町内会に入っていないおうちは100円払ってもらってるの。お母さんから100円もらってきてくれるかな」

すると、小春ちゃんは「じゃあ、要らない」とぷいっと顔を背け、餅を食べている友達を残してどこかに行ってしまいました。

その倉橋さんの奥さんが小春ちゃんを連れて抗議に来たのは、私たちが100皿を超える餅を捌き切ってようやく一息入れようかという時でした。

「うちの子、『小春だけお餅、もらえなかった』って泣いてました。町内会の行事で子供を傷つけるようなことをするのは許せない」

最初からけんか腰だった倉橋さんは、私たちが丁寧に引き換え券ルールを説明しても聞く耳を持ちません。しまいには「差別だ、虐待だ」と騒ぎ立て、町内会長が仲裁に入るような騒ぎになったのでした。

●その後、判明した倉橋さんの驚きの過去とは? 後編【保育園では「園長恫喝」「市役所通報」の常習犯…餅つき大会で騒いだ母親の“いわくつき”な過去】で詳説します。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。