無収入の不安から解放される

面談後、妻の協力のもと筆者は洋介さんの日常生活の困難さの文書を作成。請求の時期が来るまでの間、筆者は診断書以外の添付書類をそろえていきました。その後、医師の診断書を入手した筆者は、すみやかに障害厚生年金の請求を完了させました。

請求から3カ月が過ぎた頃。妻から無事障害厚生年金の2級が認められたという報告がありました。ひとまず無収入の不安から解放され、洋介さんも安心したようです。

障害厚生年金の収入が得られるようになったので、再就職に関しては障害者雇用を検討する気持ちになったとのこと。しかし、すぐに職場復帰するのは自信がないので、まずは就労移行支援を受けてから再就職することに決めたそうです。

「おかげさまで何とかお金の見通しも立ちました。障害厚生年金が認められたことで夫も安心したようで、最近では少しだけ笑顔も見られるようになりました。再就職まで時間はかかるかもしれませんが、夫のペースで進めてもらいたいと思います」

妻からの報告を受け、筆者もほっと胸をなで下ろしました。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。