具体的な解決策が分かり、漠然とした老後不安が解消される

65歳から夫が受給する予定の年金額は、厚生年金の標準的な世帯(平均的な収入を得ながら40年間厚生年金に加入していた会社員の夫とその夫に扶養されている妻)よりちょっと多めの月額26万円ほどです。これに毎月10万円がプラスされれば、高望みをしない限り、家賃も払っていけそうです。

「五十嵐さんご夫妻はお2人とも民間の介護保険に加入していらっしゃいますから、将来の介護費用はあまり心配しなくていいでしょう。むしろ、これからは健康に留意しながら、お2人で楽しめる趣味を探していくといいと思いますよ。夫婦で過ごす時間が長くなりますからね。実はそれ、わが家の課題でもあるんですけれど(笑)」

“似た者同士”の日下さんの言葉は、私にとっては1つ1つが腹落ちするものでした。「運用しながらの取り崩し」というソリューションを示され、具体的なシミュレーションの数字も出していただいたことで、老後への漠然とした不安はかなりの部分、解消されました。

面談の後も日下さんからは時々、メッセージが届きます。多くは株価が暴落したタイミングで、「20年のチャートで見れば、今日の暴落も目視できないくらいの凹凸にしかなりません。今月は値下がりした分、投資信託の口数が多く買えると喜んで下さい」などと書いてあります。

なんだか、大学受験の時の塾の先生のようです。

夫にも日下さんの話をしたところ、次回の面談の際にはぜひ同行したいと言っていました。夫は日下さんのアドバイス以上に、日下さんがどんな人物なのかに興味を抱いているようです。

日下さんには、今後もわが家の良き「コーチ」であり続けていただきたいと思っています。

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。