新NISAセミナーで日下さんの「長期運用戦略」に共感

そんな私がIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の日下さんと出会ったのは今年の初め、アルバイト先の同僚から新しいNISA(少額投資非課税制度)のセミナーに誘われたことがきっかけでした。同僚はママ友とセミナーに参加する予定だったのですが、ママ友のお子さんが急に熱を出して来られなくなり、1人で行くのも不安だからと私に声をかけてくれたのです。

当時、NISAの制度が大きく変わることは知っていましたが、その恩恵を受けるのは主に20~30代の若い人たちで、私たちの世代は関係ないと思っていました。ですから、同僚から声がかからなければ、セミナーに参加することも、日下さんに会うこともなかったはずです。

しかし、私はたまたま参加したそのセミナーで、日下さんが語った「長期運用戦略」にすっかり共感してしまったのです。

運用額や目的、リスク許容度に合わせたポートフォリオ(資産配分)の設定、そして運用中のリバランス(定期的な見直し)やマーケットが急落した際の対応など、難易度はそれなりに高かったものの非常に論理的で、具体的な運用商品の例として示された投資信託も、5年前の変額保険よりははるかに納得できるものでした。

セミナーを契機に私はNISA口座を開設し、自分のアルバイト収入から毎月2万円の積み立てを始めました。そして、日下さんのSNSもフォローするようになったのです。

当初、日下さんのようなIFAの方のお客さんは何億という資産を持っている富裕層ばかりだと思っていました。しかし、SNSでこれから資産形成をしていく若い方も少なくないことが分かり、私も1度、相談をさせていただけたらとチャンスをうかがっていました。

その機会が訪れたのが7月でした。