Kさんの体験談から学ぶこと

1.早めの心構えが肝心

Kさんは、先のことがまだ分からない時期から、大まかな方向性を持ち、できる範囲の準備を始めていました。そしてそれが次のステップに着実につながっています。何をするか考えることに時間をかけるのでなく、できることから手掛けて、トライ&エラーから学びましょう。

2.ハローワークへの偏見を捨て、徹底的に活用する

再就職に向けては、まず自分の思い込みや常識を捨てましょう。例えばハローワークと言えば似たような案件しかないのであまり利用しない、と思っている方も多いのではないでしょうか。

Kさんの事例で言えば、職業訓練やシニアコーナーなど、定年後のキャリアに役立つ面も大いにあります。先入観を捨て、新しい情報を入手することを心がけましょう。

3.現役時代と全く違う業界にも活躍の場はある

Kさんはマーケティングの会社から、全く違う業界に進んで公務員になりました。過去のキャリアにとらわれず、自分の強みを普段から整理しておいて、就職活動に活かすことも選択肢の1つです。

4.チャンスがあれば思い切って飛び込んでみる

組織に入ることで分かることも多くあります。Kさんの場合も、役所に入ってからしか分からない仕事やルールなどがありました。最初は自分の想定していた求人内容でなくても、一度その業界もぐり込むことで次の道につながることもあります。最初の一歩を大切にしましょう。

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退職時には「自分は雑草のような存在で就職は難しいのではないか」と悩んでいたKさん。持ち前の頑張りと諦めない気持ちをバネにし、情報を集め行動してこられました。前向きに行動する人に希望の光が見えてくる。大切なことを、Kさんから教えていただきました。