料理分野のマーケティング会社に新卒から定年に至る年齢まで働いてきたKさん(60代・女性)。退職後、ハローワークに通い就活を始めましたが、応募した会社すべてに落とされ落ち込んでいました。そんな折、「何とかなるのではないか」と希望が湧く情報を入手しました。
●心の準備はしていたものの、再就職の壁は驚くほど高かった。
※前編【「やはり厳しい…」早期退職した女性に立ちはだかった“再就職”の高い壁】からの続き
「高齢者専門窓口」がある心強さ
Kさんを元気づけたのは、「高齢者専用の窓口が設置されたハローワークがある」という情報でした。ハローワークはすべての年齢の方に門戸を開いていますが、中には高齢者に特化した情報提供をしている窓口があることが分かったのです。
早速窓口のあるハローワークに行ってみると、確かに高年齢者に特化した「シニアコーナー」が設置されていました。そのコーナーを見てみると、シニア向けの求人を出している会社のファイルを自由に閲覧できる上に、担当者の方からも有益なアドバイスをもらえました。
「少し光が見えてきた」と感じたKさんは、職業訓練校に通いながらその窓口に足しげく通い続けました。