一念発起、お金の専門家に相談することに

息子が大学を卒業するまであと1年半の我慢とはいえ、数千万円の蓄えがある家庭ならまだしも、すずめの涙の銀行預金が毎月減っていくのを見ているのはつらいものです。私も妻も四捨五入すれば50歳という年齢になり、この先いつまで働けるかも分かりません。

そこで、一念発起して、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)にわが家の家計について相談してみることにしました。「家計の見直し」をキーワードに何人かの方のウェブサイトを拝見し、「この人にアドバイスしてほしい」と思ったのが稲垣さんでした。

ウェブサイトに書かれた内容が「なぜあなたはお金がたまらないのか」といった“上から目線”ではなく、ごく普通の生活者に寄り添うものだったことに共感が持てたのと、低料金のオンライン相談を実施していて、私たち夫婦のような地方在住者にも利用しやすかったからです。

早速、ウェブサイトから申し込みの手続きをし、質問票に回答して、リクエストされた書類をPDFファイルなどで送付しました。それから1週間後のオンライン面談でいただいた助言は、私たちには想像もつかないようなことばかり。まさに目からウロコでした。

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※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。