必要額「2億2000万円」の事実に衝撃

もし老後も1カ月55万円の生活が続くとするなら、不足額はいくらになるでしょうか。年金との差額は毎月23万円です。この不足が30年続くと23万円×12カ月×30年= 8280万円になります。さらに、マンションの管理費・修繕積立が毎月4万円、固定資産税が年間20万円かかりますから、30年分を計算すると2040万円です。これに加えて、車の買い替え費用と維持費、スポーツ観戦・旅行代、臨時費用などを合計すると65歳以降の不足額は1億3000万円になりました。

しかし、不足はこれだけではありません。2年後に仕事を辞めた場合、退職後から年金を受給する65歳までは無収入期間が生じます。その期間の生活費などを試算すると、必要額は約9000万円になりました。

つまり

・64歳までに必要な資金9000万円
・65歳以降に必要な資金1億3000万円

合計で約2億2000万円の資産が必要という結果になりました。充さんは車の維持費や臨時費用、レジャー費用は具体的に考えていなかったようで、「結構かかりますね」と加代さんと顔を合わせて苦笑いをしていました。

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※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。