早期退職を望んでいる人であれば、「いつ会社を辞められるだろうか」「いくら資産があれば安心だろうか」と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。年収が高く、資産も十分にあるなら、なおさら「早期退職が可能なのでは」と思うことでしょう。
しかし、今回の相談者は世帯年収2500万円、金融資産1億6000万円あるパワーカップルでありながら、望んでいた早期退職を断念する結果となりました。どのような理由で早期退職が叶わなかったのか、その理由と早期退職を考える際に押さえておきたいポイントについてお伝えします。
妻の体調不良をきっかけに早期退職を意識
今回の相談者は、夫・充さん(53歳・年収1500万円)、妻・加代さん(50歳・年収1000万円)の共働き世帯です。子どもはいません。早期退職を考え始めたきっかけは、加代さんの体調不良でした。もともと体が弱かった加代さんは、最近さらに体調を崩すことが増えてきました。その様子を見て、充さんは「いつでも妻が仕事を辞められる状態にしてあげたい」と思うようになったそうです。
一方で、充さん自身もできるなら2年以内に仕事を辞めたいと考えています。仕事がハードであることに加え、夫婦でスポーツ観戦をしながら旅行をして残りの人生を楽しみたいという思いがあるからです。夫婦ともスポーツ観戦が好きで、日本全国、時には海外までスポーツ観戦と観光を兼ねて出かける生活を送っているといいます。
この生活を実現させるため、充さんは早期退職の貯蓄目標額を1億5000万円に設定しました。そして、その目標を達成し、今の金融資産は預貯金や投資資産合わせて1億6000万円になりました。早期退職できると自分なりに考えた目標額を達成したため、本気で早期退職を考え始めたようです。
