記念品プランに「不参加」だったにもかかわらず…
保育園の保護者会の役員だった篠田さん自身も、卒園時の記念品でも倉橋さんとトラブったことがあると打ち明けてくれました。
保育園では卒園時に保護者からお金を徴収して、先生たちと卒園する園児に記念品を渡す慣習があります。記念品は先生方へはエプロン、園児には人気のキャラクターのハンカチにネームを入れたものでした。
篠田さんたちは保護者全員に対して事前アンケートを行い、記念品プランへの参加の意思を確認し、不参加の場合は園児への記念品が授与されないことへの同意を求めました。倉橋さんはその時点で、参加はしない、記念品も要らないと返信していたのです。
ところが、実際に卒園式に小春ちゃんが「どうして小春はもらえないの?」とぐずると、餅つき大会と同じように、やれ差別だ、虐待だと騒ぎ始めたのだそうです。
小春ちゃんの他にも親の意向で記念品をもらっていない子が数人いましたが、その人たちは倉橋さんに同調することなく、むしろ「関わり合いたくない」といった様子でそそくさと帰っていったとか。
「保護者会って、結構いろいろ雑用があるんですよ。運動会や遠足などの行事の運営とか、バザーとか。『私は忙しいから』とそういうのは一切やらず、記念品だって1円も払わずにモノだけもらおうっていう考え方、おかしいですよね。そもそも、倉橋さんのおうち、結構裕福なんですよ。コロナ明けには家族でハワイに行くって自慢していたし」
保育園での経緯を聞かされ、いつもは控えめな篠田さんがあの時、小春ちゃんと私のやり取りに口を出した理由がよく分かりました。倉橋さんの奥さんは営業職だそうですが、すごく押しが強そうで、私はあまり関わりたくないなと思いました。
家で夫に篠田さんの話を聞かせたら、「この辺りもいろいろな人が増えてきたな。妙なトラブルが起こらないといいけど」と困惑気味でした。
余計なお世話かもしれませんが、私が気になるのは小春ちゃんの将来です。話した時の印象ははきはきした頭の回転の速い子という感じでしたが、お母さんの“モンペ”気質を受け継いで、どこかの国の大統領のような俺様系や、クラスのいじめっ子にならないことを、近所のおばさんは切に祈っています。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
