<前編のあらすじ>
埼玉県在住の玉井梓さん(仮名、43歳)は、夫の実家で長年、町内会活動に取り組んでいます。年末の餅つき大会は、町内会のルールとして会員には引き換え券を配布し、非会員には1皿100円で販売して運営することになりました。
当日、引き換え係をしていた玉井さんと篠田さん(仮名)は、引き換え券を持たない非会員家庭の女の子に「1皿100円」のルールを説明します。すると話を聞いた母親が「差別だ、虐待だ」と騒ぎ立て、大騒動に発展しました。
●前編:【年末の餅つき大会で起きた大騒動…子供に「100円払って」と伝えた町内会役員を襲った、モンスターペアレントの猛抗議】
餅つき大会の「100円ルール」をめぐりトラブルに発展
年末の町内会の餅つき大会で起きたトラブル。婦人会の役員として餅の引き換えをしていた私はまさに当事者でした。
一緒に引き換え係をしていた篠田さんが引き換え券のない非会員家庭の女子児童に、「ごめんね、町内会に入っていないおうちは100円払ってもらってるの。お母さんから100円もらってきてくれるかな」と言ったのが当の母親から差別だ、虐待だと糾弾され、町内会長まで出てくる騒ぎになったのですから、大失態です。
篠田さんはさすがにしゅんとしていましたが、町内会の他のメンバーの誰一人として篠田さんの行動を責めることはありませんでした。むしろ、「ルールがあるのだから、たとえ子供であろうとそれを守るのは当然」と篠田さんを支持したくらいです。
中でも隣にいた私は小春ちゃんが「引き換え券、うちに置いてきちゃったんですけど、私もあんこ、もらえますか?」と言ったのをこの耳で聞いています。倉橋さんは実際には非会員で、引き換え券などあるはずがないのですから、「あのお子さんだって嘘の申告をしていたわけじゃないですか?」と篠田さんを強く援護しました。
結果として、「100円ルールの運用は次回への課題だな」という会長の一言で一件落着となったのでした。
