婚活よりも相手の調査にお金を使いたい

でも、相手の男性の状況も考えなければなりません。

別れてから相当な時間が経過したタイミングで「あなたの子どもです」と言われたら驚くどころではないでしょう。彼が結婚をしていれば、相手の家庭にも相当な波風を立てることになります。その家庭を壊すことにもなりかねません。

それに彼女の言うところの“嫌な奴”という彼が、いい父親になるとも限りません。相変わらずのモラハラ男かもしれないのです。

それに江美子さんが想うような年収があるとも限らないでしょう。きちんと彼の経済状態を調べなくてはいけません。もし彼が無職、あるいは収入が極端に少なければ、突然現れた元カノの江美子さんに頼ろうとするかもしれません。それこそ悲劇です。子どもに頼ろうとする人もいるのですから、まずは徹底した調査が必要です。

そのような調査は結婚相談所ではできませんから、専門家に頼むことになります。費用がどのくらいかかるのかはわかりませんが、まずは元恋人の調査をしたいとのことでした。結婚相談所での活動と同時進行するにはお金がかかりすぎてしまいますから、婚活はいったん保留することに。

「未婚なのに子どもが17歳」という経歴を気にしない人もいますから、もし婚活を再開したいというのであれば、ぜひまた相談に来ていただきたいと思います。もちろん娘さんの本当の父親が見つかり、江美子さんが願うような人生を送っていただきたいです。婚活が再開しないことを願うということも、結婚相談所にはあるものです。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。