「これなら頑張れる」再就職への一歩を踏み出した恵一さん
「体力もどうなるか、雇ってくれるところもあるかどうかわからないけど、仕事が見つかれば働いて収入は得られるし、失業しても失業給付があるな。これなら頑張れるな」と、働くこと、失業しても求職活動をすることに大きな意味を見出すことになったのでした。
その後、恵一さんは66歳を迎えて退職し、ハローワークに早速求職の申込みをしました。そして、基本手当50日分の高年齢求職者給付金を受給することになり、また、フルタイムではありませんが、再び雇用保険の加入者となるような仕事を見つけることができました。年金も受け取れていて安心しています。
雇用保険の加入は65歳未満の人だけでなく65歳以上の人も対象となります。現在、週の所定労働時間が20時間以上であることが加入条件となっていますが、2028年10月以降はその時間が10時間以上になるため、加入しやすくなります。
年金を受けられるようになってからも働き、退職が近い場合は、年金との調整の有無やその仕組みについても確認しておきたいところでしょう。
※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。