ある女性への一目ぼれで変わり始める

思い悩む日々の中、実さんは結婚相談所から新たな女性を紹介されました。

お相手は神崎舞さんという、外資系企業で働く年収800万円の43歳女性です。彼女は黒髪ロングの和風美人といった容姿で、彼は一目ぼれしたといいます。彼女は応対も実に心地よく、「この人だ、この女性と結婚するぞ!」と、いつも以上に気合が入ったそうです。

ところが、お見合いが進むほどに、今までの女性と同じように少しずつ彼女の顔は暗くなり、口数が減っていきました。このままではヤバい……と思った彼は、お見合いの終了間際、こんなことを言ったそうです。

「何か不快にさせたなら申し訳ない。自分では本当に分からないんです。至らないところは直します。遠慮なく指摘してください。そして……もう一度だけ、チャンスを下さい」

普通なら黙って見限られるはずですが、なぜか彼女は違いました。本当にいろいろな指摘をしてきたといいます。

・総じて「女なら」を止めてください。今どき性別での役割分担なんかありません!
・今は女性も働くし、男性も家事をするのが普通です。時代錯誤はやめましょう!
・分からないなら学びましょう、周りに聞き、言われたことを受け入れてください!

指摘は30分くらい続いたでしょうか。似たようなことは元妻やアドバイザーなどからも言われましたが、なぜか今回は素直に聞き入れられたといいます。そして自然と、最後には「ありがとう」との言葉が出たそうです。

●離婚後、新たな女性との出会いで変わり始める実さん……。1カ月後に待ち受ける運命と、彼の離婚&婚活から学ぶべきことは何かを後編【熟年離婚の割合は増加傾向。離婚を切り出されてからでは遅い…“愛想を尽かされる”前にすべき「大切なこと」】にて詳説します。