目的を定めて計画的に資産形成すれば家購入は問題ない

老後や教育費を心配して、家のローンを払っていけるか心配されていた涼子さんでしたが、必要な費用をそれぞれ明確にし、非課税制度を使い分けしつつ、計画的に資産形成すれば問題ないことが分かりました。

健一さんも、実はお買い物上手のカンが働き、この程度の金額までなら大丈夫だろうという思いはあったそうです。ただ、根拠がなかったので、今回、明確な数字で問題ないということを知ることができ、安心できたと言っていました。

今回の“家”の買い物は夫婦の信頼関係のうえに成り立ち、予算的に問題がなかったものの、やはり大きな買い物をするときは、夫婦同意のうえで行った方が、より信頼関係も増します。今後の良好な夫婦関係のためにも、大きな買い物の際は、お互い相談してくださいね。そのようにお伝えし、相談が終わりました。

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FP前田菜緒さんが今回の涼子さん&健一さんご夫婦の事例について、自ら解説! 図表やイラストを用いて退職所得控除や積立投資シミュレーションの説明もしているので、いっそう理解が深まることうけあい。ぜひこの記事とともにご覧ください。