iDeCoの副産物!? 保育料を下げられる可能性も

さらにiDeCoで積立投資をすることで、意外なメリットもあります。それは、保育料を下げられるかもしれないということです。

涼子さんは、お子さんを保育園に預けて、もうすぐ仕事復帰します。1歳クラスに預けて仕事復帰しますが、1歳クラスの保育料は、はっきり言って高いです。しかし、iDeCoで拠出をすることで保育料を下げられるかもしれません。

なぜなら、認可保育園の保育料は住民税で決まるからです。iDeCoに節税効果があることを知っている方は多いと思います。その理由は、所得控除によって「課税所得金額」を低くできるためです(額面の「収入」ではないことがポイントです)。結果、住民税を下げる効果にもつながるので、住民税が基準となる保育料も下がる可能性があるのです。

ただし、前年、前々年の住民税に基づいて保育料は決定されますから、今iDeCoを始めたとしても、すぐに効果が現れるわけではありません。効果が出ても来年ですが、これだけiDeCoで積立投資をする材料がそろったのですから、始めない手はないですね。