年金事務所で説明を受けられることになったが…
真奈美さんは早速、自宅の近くにあった年金事務所で自身の年金について職員に相談します。すると、63歳から65歳までの2年間は特老厚、65歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金が受け取れることを告げられ、その年金の見込額の説明もされました。「年金の受給はまだ先の年度ですので、今ここでお示しした見込額は今年度の額で計算されていますが、過去の定期便の見込額とそれほど大きくは変わっていません。実際に受給を始める頃もそんなに今と変わりはないと思いますよ」とのことでした。
62歳時点で年金事務所より提示された見込額は、61歳までの定期便の見込額と比べてそこまで変わっていなかったため、想定内の金額に安心した真奈美さん。しかし、62歳で定期便が届かなくなった原因が分からず気になります。そこで「去年まで毎年『ねんきん定期便』が来ていたのに、どうして突然届かなくなったのでしょうか?」と疑問をぶつけました。
職員がしばらく考え込み、確認もしたところ、真奈美さんの年金加入記録が理由となっていたことが明らかになりました。
●真奈美さんの年金加入記録から明らかになった、定期便が消えた理由とは――。後編【ねんきん定期便が届かない理由が判明した62歳専業主婦、職員から告げられた「満額より少ない年金額」の原因は…】で詳説します。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
