税理士のセカンドオピニオンに救われた

遠藤さんの口からそういう話を聞くと、大変説得力がありました。妹などは義弟が事業の多角化を推進していることから、「遠藤さんはまだお若いから、あと30~40年は現役ですよね? うちの旦那の相続、面倒くさそうだから、是非お願いしますね」と頼み込んでいたほどです。

確かに、税理士事務所の三代目だという遠藤さんは30代前半に見えますが、そういう妹や義弟だってまだ50歳になったばかりです。「あんたはいつも気が早いよね」とちゃかすと、「お姉ちゃん、何言ってるの? 人生、いつ、何が起きるか分からないんだから、終活に早いなんてことはないの!」と言い返されてしまいました。

遠藤さんは「地域に根差した税務コンサルの提供」を目指しているそうで、定期的に贈与や相続の基礎知識、遺言書の書き方などのセミナーをリアルとオンラインで開催していると聞きました。私自身も近々参加してみるつもりです。

今回は本当に、遠藤さんの“セカンドオピニオン”に救われた形です。遠藤さんの税理士としてのスタンスに触れ、改めて、物事をバランスよく見ていくことの重要性を再認識させられました。

特に私などは自分の知識や経験だけでは限界がありますから、専門家をうまく活用する必要があります。そんなふうに考えるきっかけを作ってくれた遠藤さんには、今後もよきお付き合いを継続し、折々で適切なアドバイスをいただけたらと思っています。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。