手軽に始めるキッチンの小さな菜園

リボベジとは、普段なら捨ててしまう野菜の根元や芯を水につけて再び成長させ、収穫して食べるという家庭菜園の入門のような方法です。

最初のきっかけはスーパーで買った豆苗でした。普通なら一度切ったら捨ててしまうところですが、根元を水に浸けて育て直してみると、なんと数日で再び緑の芽が伸びてきたのです。それを収穫して食卓に出せたときの喜びは、ただ節約できたという以上の価値がありました。

「このくらいなら家でも手軽に始められそう」

その実感から、キッチンやベランダのほんの少しのスペースを活用して、レタスやネギなどにも挑戦してみました。

正直、最初はちょっとみみっちいことをしているような気持ちもあったのですが、部屋の中に緑が増えたことで、目にも心にも癒しを感じるようになりました。

●リボベジに手応えを感じた遠野さんが次に挑戦した節約術とは? 後編【「とにかく安いもの」から卒業…節約目的で始めた家庭菜園が40代主婦にもたらした新たな視点】で詳説します。