頼みの綱だった結婚相談所に入会するも、半年間成果ナシ

婚活アドバイザーから「スタートダッシュが肝心です!」と言われ、オプションとして提示されたカウンセリングやファッションアドバイス、ハイクラス会員の紹介なども申し込みました。

今から考えれば意味不明なのですが、通常20万円の成婚料が申込時に支払うと半額になると聞き、その分も上乗せしました。相当焦っていたのだと思います。

投資したのは結婚相談所だけではありません。都心の美容院で髪型を今風にカットし、高級セレクトショップで体に合ったスーツやシャツも何着かそろえました。

しかし、いざとなると女性に会ってもらうのがなかなか難しいのです。この結婚相談所には医師や士業、経営者などが多く、そうしたセレブ狙いの女性からすれば、僕など箸にも棒にも引っかからないのでしょう。

僕の担当になった婚活アドバイザーに文句を言うと、「阿部さん、結婚はあくまでご縁です。焦って得することなんて一つもありませんよ」と涼しい顔でスルーされました。

既に入会してから半年が経過しています。2人の女性とはどうにかお見合いまでこぎつけましたが、両方とも翌日にはお断りされました。「年内に結婚」という目標が遠ざかる一方で、預金口座からはどんどんお金が引き落とされていきます。

これまで僕が婚活にかけた費用は、全部で200万円は下らないはずです。このまま婚活を続けるか。それとも、思い切って撤退するか。友人や家族にも相談できず、悶々(もんもん)とした日々を過ごしています。

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。