結婚した後の幸せを望むからこそ

国際結婚をして、相手の国で暮らすということは、その国の文化を知り、その国の習慣を受け入れるということです。スーパーに行ってお買い物をしたり、病院に行ったりもします。文化が違う、言葉も違うというのは言い訳にならないですから、まずは山本さんの甘い考えを正すことから始めないといけないと私たちは考えました。

山本さんには厳しい言い方になってしまいますが、「アメリカという国の歴史や文化、習慣、環境、天候に慣れなくては駄目。言語はもちろん考え方も理解しないとだめですよ!」と強く伝えました。結婚相談所は結婚を成立させることがゴールになるのではなく、会員の方が結婚後も幸せに暮らすことをゴールとしています。そのために厳しいことが必要ならば、それを伝えるのも大切な仕事と考えています。

国際結婚で注意したいこと

国際結婚をする際、日本の結婚とは違う点がいくつかありますが、特に注意したいのが自分に資産があればあるほど、結婚契約書を取り交わすという点です。不利な取り決めをしないように、きちんと弁護士を入れて作成することをおすすめします。若い時に「愛している!」だけで結婚して、15年20年たって無一文で帰国したという方もいるからです。

文化や習慣、言葉の違いを乗り越える国際結婚は困難な面もあります。でも相手を思い共に人生を過ごすと決めたのであれば、相手が海外の人でも関係ないのでしょう。山本さんのような夢を持った女性を応援していきたいと思います。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。