池田道子さん(53歳・仮名)は営業職として仕事を順調にこなしている“おひとりさま”。ある日、百貨店で受けた肌診断で「65歳」という衝撃の結果が……。この出来事をきっかけに美を求める活動(以下、美活)にどハマりし、貯金が激減してしまいます。
●前編:【「年相応に見られたい」50代女性の小さな願いが招いた“お金の一大事”】
家計が赤字になっていた“決定的な理由”が判明
手取り収入が33万円もあるのに、500万円あった貯蓄が150万円にまで激減しているなんて、いったいどんなお金の使い方をしているのか気になります。そこで、道子さんに毎月の支出を洗い出してもらいました。
<道子さんの月の出費>
家賃(管理費・積立金込み):10万円
食費(外食含む):9万円
サプリメント:1万円
水道光熱費:8000円
通信費(携帯・インターネット):1万5000円
日用品費:1万円
衣服費:2万円
新聞図書費:1万円
美活費(化粧品・エステなど):8万円
交通費などその他雑費:1万7000円
→計37万円
道子さんの毎月の手取りは33万円ですから、この時点での月の赤字はわずか4万円。預金が激減していくほどのマイナスには思えません。
そこでもう少し詳しく話を聞いてみると、なんと「コスメを求めて休日に韓国までひとっ飛びしている」と言うのです。せっかく行ったのだからと韓国料理にも舌鼓……。そりゃあ支出が増えるわけです。