原翔也さん(仮名)は大学在学中の21歳頃に双極性障害を発症。28歳になった現在はうつ状態が長引いてしまい、ひきこもり状態にあります。
なお双極性障害とは、躁状態とうつ状態が交互に現れる精神疾患です。
躁状態になると、自信に満ちあふれ何でもできる気がする、眠らなくても平気、頭の中にとりとめもない考えが次々と浮かんでくる、猛烈な勢いでしゃべる、活動的になる、お金遣いが荒くなるといった症状が現れます。
うつ状態になると、気力がわかない、物事への興味関心がなくなる、行動力や集中力が低下する、1日のほとんどを寝て過ごすといったような症状が現れます。
双極性障害では躁状態とうつ状態が交互に現れ、自分でコントロールできません。そのため翔也さんは就労が困難で、無収入の状態が続いています。心配した翔也さんの母親は障害年金の請求を考え、筆者に相談することにしました。
大学在学中に起きた“ある変化”
面談の席で筆者は母親から事情を伺うことにしました。
翔也さんの様子に変化が見られるようになったのは大学生だった21歳頃。会話の途中で次々と話題を変え、一方的に話すようになったそうです。また、睡眠をとらなくても元気いっぱいで、30分の睡眠で2日間は寝ずに活動することができました。
この当時、翔也さんには付き合っていた女性がいました。しかし、その女性は翔也さんの言動についていけなくなり、別れを告げてきたのです。さらに友人たちも距離を置くようになっていきました。
