投資は「自由への切符」
けれど、足元を固めるだけでは、今の時代の波を乗りこなすことはできません。日本円の価値が揺らぎ、世界規模で物価が上昇している今、私はもう一つの「意思表示」を行っています。それが、「投資」です。
石鹸を買うときは「地元の経済」を大切にしますが、資産管理においては「グローバルな視点」を持つようにしています。ベトナムで、日本とは違う時間の流れと成長の熱気を感じた経験があるからこそ、私は「日本円だけ」に依存することにリスクを感じるのです。
だから、日々の生活で無駄を省いて生まれた余力は、迷わず外貨や海外の株式に投資しています。投資信託を通じて、世界中の成長企業に資産を配分するようにしています。
それは、「お金を増やしたい」という欲求以上に、「世界の動きに遅れずについていきたい」という切実な思いからです。投資は、私にとって「防衛」であると同時に、「自由への切符」でもあるのです。どこへ行っても、どんな値段になっても、美しいと思ったものを迷わず選べる自分でいたい。そのための力を、私は世界中の市場から借りているのだと思います。
世界と自分をつなぐ新たな視点
投資を始めてから、世の中のニュースが他人事ではなくなりました。円安も各国の金利政策も、自分の生活に直結する出来事として捉えられるようになったのです。自分の資産を世界に開くことは、視野を世界に開くことと同義だと実感しています。
手元には、作り手の体温を感じる石鹸。スマホの中には、世界とつながるポートフォリオ。ミクロな視点で地域を愛し、マクロな視点で世界を見据える。この二つのバランスこそが、私がたどり着いたインフレ対策なのです。
節約のために歯を食いしばるのではなく、自分の価値観で選び取った「心地よい最適解」を積み重ねていくこと。「お金の使い方は、生き方の意思表示」をモットーに、私はこれからも人生を豊かにしてくれる選択に、清き一票を投じ続けていきたいと思います。
佐藤さんの体験談からは、物価高やインフレという厳しい現実に対して、ただ我慢するのではなく、自分の価値観に沿った選択をしていくことで、心の豊かさも手に入れられるという希望が感じられます。誰もが参考にできる、シンプルでありながらも深みのある生き方ではないでしょうか。
