だんだん妻が負担に…55歳になっていよいよ不安に

盛大な結婚式を挙げた後も、水原さんは麻宮さんをお姫様のように扱い、彼女に尽くしました。6000万円程度の新築マンションを購入し、彼女を専業主婦にして、頻繁にプレゼントを買って帰ったといいます。

また彼女は特に料理が苦手で、しょっちゅう失敗していたのだそうです。しかしそれすら彼にはかわいく思え、休日には一緒に作る一方で、平日は外食もできるよう生活費とは別で、小遣いなどと合わせて月10万円を渡していたといいます。お金はかかりましたが、20歳年下の妻は周囲から羨望(せんぼう)の的となり、子どもには恵まれませんでしたが、本当に毎日が幸せでした。

……ところが、結婚生活も5年目くらいになると、だんだんと妻の存在が負担に思えてきたといいます。けして嫌いになったわけではないものの、その後の彼は出世ができず年収も増えず、結婚してから一向に貯金が増えなかったのです。しかしこの頃は、自身のプライドも重なって、特に何も言えませんでした。

そうして彼が55歳になった時、会社で定年後のための研修会に参加して、本格的に自身の老後に不安を覚えたといいます。そして彼は結婚して初めて、冷静に先々を考えて、彼女と今後の生活について話し合おうとしたのですが……。

話し合いは、どのようになったのでしょうか? 後編【もう年収は上がらない…年下妻をつなぎとめるため“浪費させまくった”中高年男性の「悲惨な結末」】にて、お届けします。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。