横田涼子さん(仮名、以下同)は、都内の大手企業で営業として働く、年収500万円の独身女性です。仕事に捧げた20代を経て、35歳になる頃、結婚願望が湧き始め、週末の飲み会に積極的に参加する“婚活”を開始。

しかし、1年たってもいっこうにうまくいきません……。そこに、世界中を襲った「コロナ騒動」が。横田さんの婚活にどのような影響を与えるのでしょうか?

●前編:“その後”につながらない…アラフォー婚活女性が直面した「厳しすぎる現実」

気づけば40歳が目前! 気丈に振る舞うものの内心は…

コロナ騒動の当初こそ、横田さんは少しホッとしていたそうです。それほど、毎週の失敗が苦しかったのだろうといいます。

しかしそれも最初だけで、次第にますます婚期が遅れてしまう現実に気づき、かえって落ち着かない毎日になってしまったそうです。

焦った彼女はコロナ渦中でもできるマッチングアプリを試したのですが、そこで初めて「婚活市場には輝いて見える若い女性がたくさんいる」ことを知ったといいます。同時に自分の婚活がうまくいかない原因に気づき、途方に暮れてしまったそうです。

気づけば3年、4年と月日が経ち、現在の彼女は40歳が目前となり、いまだに結婚できていません。今でも婚活は続けているものの、半ば諦めている状態だそうです。最近では結婚できないことを前提に1人でも人生を生きて行けるよう、今まで以上に仕事に励みつつ、貯金や資産運用をがんばっているといいます。

ただ気丈に振る舞っていても、週末ごとに訪れる失敗や孤独の苦しみからは逃れられないそうです。お金についてがんばれる土台があるのは幸いですが……どうにかすてきな出会いがあるといいですね。