地方出身オール公立の相談者「ここまで私立にこだわらなければいけないのか?」
教育費がかかるようになったのは長男が3歳の頃からです。千里さんの英才教育が始まったのです。千里さん自身、いわゆる都心のお嬢様育ちで教育熱心な家庭で育ったため、自分の子にも当然のように、幼少期からさまざまな教育を受けさせました。また、千里さんは小学校から大学までオール私立コース、充実した学生生活を送ることができた経験から、長男も同じように大学までの一貫校である私立小学校に入学させました。
次男、三男は、千里さんの体調の問題もあり小学校受験こそできなかったものの、次男は中高一貫私立校に入学、三男も私立中学を目指して、現在、千里さんと二人三脚で受験勉強をがんばっているところです。
一方、智良さんは大学までオール公立の地方出身者です。「子どもに出来る限り質の良い教育を受けさせてあげたい」という想いは千里さんと共通しているものの、ここまで私立にこだわらないといけないのかと、少し違和感も覚えています。
智良さんは、仕事が忙しく子どもの教育については千里さんに任せきりのところもあり、また千里さんの熱心さを見ていると、あまり口出しはできないと半ば諦め気味です。とはいえお金のかかることですから、このカツカツ状態で本当に問題ないのか、この状態が続いていいのだろうか? と不安を募らせ、筆者の事務所に問い合わせをするに至ったそうです。