「教育費にお金がかかり、家計に余裕がありません。今の家計で問題がないか、一度プロの方に見ていただきたいです」。
筆者のところに、このようなお問い合わせが入りました。聞くとご相談者は年収1300万円の商社マン、かなりの高収入です。にもかかわらず毎月の家計は“カツカツ”と言います。その原因は教育費で、毎月25万円かかっていると言います。どのような教育事情があるのでしょうか。前後編にわたって、解決策とともにお伝えします。
相談者は年収1000万円超えのエリート商社マン
相談者 倉田智良さん(49歳・仮名)プロフィール
・年収1300万円(毎月の手取り55万円)
・家族構成 妻:千里さん(仮名)45歳 パート年収60万円(毎月の手取り5万円)、子ども:高校1年生・中学1年生・小学5年生(全員男子)
・貯蓄:400万円(現預金)
ご相談者は倉田智良さん、49歳です。大学卒業後、総合商社に就職し現在も同じ会社で働いています。20年前に妻の千里さんと結婚し、現在、高校1年生、中学1年生、小学5年生の男の子が3人います。千里さんは現在パート勤務ですが、結婚するまでは智良さんと同じ会社に勤務していました。体調の問題もあり、結婚を機に退職したようです。