10/20週のポイント
では、来週の予定です。アメリカの政府機関閉鎖の影響で、アメリカの経済指標の発表は引き続き限られます。24日に予定されている9月の消費者物価指数が注目されますが、注目は21日とされている臨時国会及び首班指名選挙でしょう。ここで高市首相が誕生する可能性が濃厚です。(自民党と日本維新の会が連立政権の合意書に20日に署名することが報じられており、高市首相誕生がほぼ確実な情勢です。)(スライド15)

高市首相が誕生した場合、改めて財政出動を見越したインフレ期待の上昇によって株高・円安・長期金利の上昇が見込まれます。また、ドルも持ち直しつつある為、基本的に来週のドル円は上昇する可能性が高いのではないでしょうか。アメリカの地銀に対する信用不安が再び意識される場面があれば150円を割り込む可能性もありますが、まずは先週の高値である153円付近を改めて意識されそうです。一方、アメリカの労働市場が引き続き悪化している可能性があるほか、トランプ大統領の来日を前に国内外からの円安をけん制する声も予想されます。一段の上値追いには慎重姿勢も求められそうです。(スライド16)
